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転職先を探すときの基準
運営母体って重要ですよ。
大学、自治体、赤十字社など、公的機関、医療法人、企業、個人など、病院を運営している母体は様々。そして、運営母体が変われば、運営方針や給与体系、教育システム、組織の雰囲気も変わるものです。
もともとは、公的な組織が運営していたある病院では、民間の医療法人に経営を移したところ、「組織の雰囲気が変わった」とほとんどの職員が感じて辞めてしまったそうです。もちろん、その一方で新たに働き始めるメンバーもいるわけですから、良くも悪くも、運営母体が変われば、それだけで色々変わってしまうということです。
大学は教育機関という色合いが濃く、医療法人は理事長の考え、その法人の理念が強く反映されるため、組織によって雰囲気は十人十色です。企業立病院は、母体となる企業の経営手法を病院の運営にも取り入れています。ですので、経営効率などの面でシビアな部分もあると思います。
また、公的な病院の場合は、以前はゆったりとした組織風土のところが多かったものの、最近では、財団法人化政策により経営改善をしいられているところが増加してきています。
また、民間の医療法人にしても、公的な法人にしても、広域に医療機関を持っている病院グループなのか、特定の地域に根差した法人なのかによって、組織風土、または、異動や教育、研修システムなども異なります。多くの医療法人を持つ法人の場合、施設横断的に研修に参加することもできます。
転職するときは、候補先がどんな経営母体か確認することも時間があるときにしてみるとよいでしょう。